大洋丸>大洋丸の航海・2005・まえがき

「文献探索2005」の深井自身の作品「大洋丸の航海・2005」は10頁になった。
「まえがき」は次ぎのように終わる。
 中学の英語教師山下先生は、戦艦大和護衛駆逐艦乗組員で、大和撃沈時、海に投げ出され九死に一生を得られた。教諭着任の歓迎講演会でされたその話が感銘深く、深井自身、長いあいだ紙の上ではあるが「大洋丸」を調査探索してきたのは山下先生の遭難話を聞いたことが原因であると思っていた。中学で音楽授業の青山先生は山下先生夫人で、今もお元気で登戸にお住である。お便りで山下少尉は、東京商船学校を卒業されたことを知った。昨年10月11月、深井はその旧商船学校、今東京海洋大学越中島分校の書庫へ「大洋丸」の航海日誌を見に通っていたのだった。たまたま上映中の映画「男達の大和」を見て、昔スマートで凛々しく見えた若き山下少尉の軍人姿を想像した。