2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大洋丸>金子誠一

●「乗船者金子誠一」「大洋丸」は昭和17年5月5日、南方占領地の経済開発に、一流企業から選抜された1360人を乗せ宇品港を出航、8日午後7時45分長崎県男女群島沖で、米潜水艦発射の魚雷4発が命中し大火災となり撃沈。817名が死去、543名が救助された。岳父金…

大洋丸>フィニステレ岬

●「フィニステレ岬」昭和18年8月日本から同盟国ドイツへの連絡艦伊号第8潜水艦の航路予定路、スペイン沖であるフィニステレ岬からオルテガル岬間に敵イギリスの有力な艦艇が哨戒にあたっているという駐独日本大使館からの機密電が来た。ドイツ空軍は、伊号…

大洋丸>賠償受領

●「大洋丸賠償受領」賠償物件として船舶を取得するは平和条約第8編の規定する所にして、本邦も連合国の一員として当然これに参加するの権利を得、大正9年にカップフィニステレ(大洋丸)・クライスト(吉野丸)・ウェーゼル・メクレンブルヒ・ノルマニア(…

大洋丸>御乗船記念芳名録」(大洋丸、昭和12年)

○「日本経済新聞」2004.9.9朝刊p44記事中の「大洋丸」を、ハガキで教えてくれた坂本さんが、またまた「大洋丸」が「日本の古本屋」に、出ていると教えてくれた。既に登録済みのネットの「日本の古本屋」を、久しぶりで開いてみると、大洋丸の絵葉書などのな…

大洋丸>日米学生会議

○「大洋丸記事」石川県立図書館主催の講演会で、書誌とはなにか、書誌学とはなにか、そんな内容の話をした。その会に東京の大学図書館の坂本さんが出席した。これまでの書誌仲間ではないので驚いたが、帰京して、大洋丸の記事を一つハガキで教えてもらった。…

大洋丸>Kleistクライスト>吉野丸

○「大洋丸と吉野丸」先年、深井著『大洋丸の航海』(こつう豆本141)を日本郵船歴史博物館に寄贈したが、礼状もなにも来なかったのでほうっておいたが、気になったので電話したところ、学芸員の吉野さんという人が出てよく探してもらったら、あった。そこで…

大洋丸>雷撃時

●「大洋丸2度の夕食」外国航路客船の夕食時間は3等5時、2等は6時、1等は7時「大洋丸」はそのルールを守っていた。私は5時からの3等食堂で1人前平らげたが、満足感がなかったので、2等食堂にもぐりこみもう1人前腹に納めた。7時半頃自室に帰る気…

大洋丸>東洋汽船>委託契約

●カップフィニステレ(Cap Finisterre)(大洋丸)大正9年11月10日引渡終了、日本郵船の手により回航し、12月18日リヴァプール出発、大正10年1月30日横浜到着、2月13日回航手続終了の上、3月12日本船の管理を東洋汽船に委託する契約を締結せり(「明治大正財…

大洋丸>輝く部隊<大田洋子

「輝ク部隊渡支慰問班報告」昭和15年5月23日、「大洋丸」はいま鳴門海峡をすぎました。今夜は満月の筈で皆たのしみにしていましたが、濃い桃色の陽が沈む頃から薄曇り、夜に入ると空も海も真黒になりました。しかし波は高くありません。この船は豪華ではなく…

大洋丸>石川県人乗船者改訂版

「大洋丸石川県人乗船者」 ○大洋丸との出会いは田中英光の「オリンポスの果実」、これは昭和7年のオリンピック出場選手の物語である。大正10年5月、運航引受の東洋汽船浅野総一郎と後楯安田善次郎が、処女航海をする記事は、石川県立図書館が所蔵する「加越…