大洋丸文献探索>野口岩三郎記事要約>大洋丸ドイツ式諸設備

大洋丸船内の諸設備は独逸式のもの多く、洗面台とか、便所などのスケールが
大きく、どうも日本人には少し高く感じられる。なお、この船で著しいのは、
キャビンからキャビンへ、ドアによって全部通じる仕組みになっている事である。
聞くところによると、これは、独逸が、一朝事ある時には、直ちに徴発し、
病院船として使用するため、ドクターの往診の便宜上、室全部回診が出来る
(野口岩三郎 「アスレチックス10.9」 大日本体育協会 1932.9 p117
大洋丸ドイツ式諸設備 )