大洋丸>広橋百合子

●「広橋百合子」昭和7年5月、大阪市設グランドで行われたオリンピック近畿地区予選会で日本新記録1m48をとんだ。着物姿が普通の時代、短パンをはいて極限に挑戦する姿は、当時の人々には異様に見えたのでしょう。「広橋の娘、あれは男やないか」とまで言われました。ロサンゼルスのホテルのエレベーターの中で一緒になった外人選手が、「あなたは何に出場するの」と尋ねるので「ハイ・ジャンプ」と答えると、「バーの下をくぐったた方が早いわね」と笑われ、渡米初日にみじめな思いをしました(「スポーツ押水」押水町体育協会 2003 p20)