大洋丸文献探索>藤波健彰記事要約>吉野丸

○宇品で大洋丸という、その頃日本の客船でもっとも大きな船に乗ることになっていたが、
宇品港に着いて、いざ乗船というときになって船が変更され、昔ヨーロッパ航路で働き、
最近は台湾航路に就航していた吉野丸になった。潜水艦の出没する南シナ海方面に
向かう私たちは、少しでも大きな船に乗りたいと、乗船間際の変更が不満であった。
(「ニュースカメラマン」 中公文庫 1980 p206 藤波健彰)