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○第四回来征の明治大学野球団、１９３１年６月２７日土曜日日本郵船
「大洋丸」で来征し、７月２８日の秩父丸で帰朝、一行来征の目的は、
ボーク問題に関連して阻喪した意気を恢復し甦生を期する為であった。
△監督・松本瀧三△投手・鬼塚格三郎、赤木格、八十川胖、田部武雄△
捕手・井野川利春、中村輝夫、針持加△一塁手・松木謙次郎、鈴木銀之
助△二塁手・吉相金次郎、岩瀬弥次郎△三塁手・角田隆良、三浦芳郎△
遊撃手・真野春美、久保田信一△外野手・桝嘉一、松井久、河野岩三郎、
加藤秀雄、森松重太郎。戦績は布哇リーグで６勝３敗であったが、この
ほかワイパフで８対６、エワで１３対７、アイエアで１０対２、ワイア
ルアで７対１で各々勝ち、黒人軍との特別戦に１１対０で敗れた。ヒロ
に遠征した第二軍は４対２で混成軍を破り、６対０で日本人全星軍に敗
れた。これ等を全部加えれば明大の成績は１１勝５敗である。
（「布哇年鑑1933-34年度」　日布時事社　1933　p173）