大伴家持>僧平栄

「平栄」僧
天平感宝元年5月、僧平栄が訪ねてくる。平栄は東大寺占墾地使すなわち東大寺の墾田を確保する使者で全国にとんで寺領の拡大につとめていた。東大寺建造大仏鋳造は国家の大目的だからである。家持は平栄を布勢の海に案内して饗応している。家持の越中守赴任の政治的任務はなんだったのであろうか(「梅原猛著作集12」集英社1982 p760)